「あかね色の風/ラブレター;あさのあつこ著」

という本を読みました。あさのさんの本は以前から読んでみたいと思っていたんです。「バッテリー」も読んだことがあるのだけど、実は1巻しか読んでない。。。(苦笑)
で、あさのさんは地元新聞にも数年前、記事を寄せていました。

本で書かれている言葉が中国地方の方言で、自分も広島の人間なので馴染みやすいような、変に恥ずかしかったような(笑)リアルに「~じゃけ」「~じゃろ」とか「~やるけん」みたいな表現だと「あ~使う使う、そのまんまじゃ~」とか思ってしまった。

なんというか…読んでて自分の一昔前のことを思うような本?主人公が小学校高学年の女の子だから、なんか、懐かしい気持ちになった。

この本って今の私(20代)が読むと、正直、恥ずかしいようなくすぐったいような気持ちになってしまう気がした。もし、小学生の自分が読んでたら、リアルタイムに感じるものがきっとあったような気がする。うん、なんか小学生の私だったら、共感するものがあったかもしれんなぁ、と思う。今の自分と本に出てくる女の子たちに比べると、やっぱりそれなりに自分も大人になっていたのだな、というのを感じてしまいました(こういう表現も変?なんかそんな気持ちになった)。
逆にまたもう少し何年か経って読むと、もしかしたら違う感じ方をするような気もする。なんとなくそう思った。

あさのさんが書かれていたあとがきが正直、一番共感した。

「懐かしい少女たちに出会った。
~中略~
いつの間に、忘れていたのだろう。彼女たちを上手に忘れる術をわたしはいつか身につけて、したたかで抜け目のない一人前の大人になっていた」

私自身、まだまだガキっぽく幼い方だし、「一人前」とはいえないけど、一応大人になっていたんだなぁ、と再確認してしまった。

あ…でも自分自身のことに限ると、あんまりその「昔」にこだわるのもよくない気もする(私の場合「昔」に現実逃避をしているような気もするので)。頻繁に思い出すのでなく、忘れかけた時にふっと思い出すような「昔」がこの本にあったなぁ、と思えた1冊でした。