最近、馴染みのある有名人、芸能人の訃報が続き本当辛い。あえて日記に触れるのも、うまく表現できないし、ただ「辛い」って感じで…

でも。昨日の「羽田健太郎さん」の訃報はなんか他の方よりもすごく身近に感じてしまった。羽田さんは、実際にコンサートで見に行った方だったんです。
それに、羽田さんってピアニストっていうのを遊び心?で楽しんでいらっしゃるような方で、音楽が楽しかった気がする。「題名のない音楽会」の番組でも、さすが羽田さんの人脈?っていうかいろんな幅広い方のゲストが来てたし、クラシックっていう分野に限らないのがなんか好きだったなぁ。

実感がなく、やはり大変寂しいです。ZARDの坂井さんの訃報もショックだった。私の身近でも実は先月、つい数ヶ月前まで一緒に働いていた方が64の若さでなくなったんです。職場の方の訃報もまた辛かった。

介護の授業の時、先生が「高齢者の介護をしててね、春や初夏は訃報が多いんだよ、冬の厳しい季節を過ごしてホッとした矢先に旅立つのかなぁ」と言ってて、今思うと胸が痛くなる気持ちです。

去年、さる日記を書いてた時に羽田さんのコンサートに行ったことを書いていたので下に載せてみます。はつかいちさくらピアでありました。あの頃、すごいパワフルに演奏されていて、さくらピアホールの音響について「ここのホールの音響は本当に素晴らしい、また演奏に来たいですね」とか言ってて、大拍手を受けていました。

謹んで心から哀悼の意を表します。
■2005/06/19 (日) 21:21:22 感動した!!(さる日記「陽の当たる場所へ帰ろう」より←※さる日記は今は削除しています)

小泉首相、何年か前のお言葉を拝借させていただきます。今日は本当に感動して、興奮冷めやらないのです。というか、この余韻にしばらく浸りたい…

というのは今日は母上と2人で羽田健太郎のピアノコンサートを見に行ってきた。私と母の長年の夢で、ハネケンさんに生で出会いたい、と思っていたのが今日ついに実現!!もうそれだけでも嬉しかった。何しろ、日曜の朝「題名のない音楽会」の司会者としてテレビに出ている人の生演奏を聞きに行く、ということだし。

演奏ではスクリーンミュージックをメドレーにしていろんな映画曲を組み合わせて合計20分ほど連続で弾いたのが一番強い衝撃を受けた。エデンの東、ウェストサイドストーリーの「トゥナイト」「マリア」、チムチムチェリー、80日間世界一周、愛情物語、etc…まさにアレンジのプロだと感じた。本当にすごい。「渡る世間は鬼ばかり」のあのテーマ曲も弾いたのだけど、テレビで流れている曲をさらにアレンジして、原曲がパワーアップした、という感じだった。迫力がすごい。

クラシックでは幻想即興曲、ドビュッシーの月の光、ドヴォルザークのユーモレスクなど、ポピュラーなものが多かったのだけど、プロってのは本当に音が違うことを実感。というかそういう違いが分かった自分にも感動!?

ハネケンさんは所謂「親父ギャグ」というのを連発してお客さんを楽しませるコンサートをするらしく、「数学が苦手でね、微分積分とセブンイレブンの違いが分からないんだよ」というようなことを言ってました。また「ウェストサイドストーリーと聞くとウェストサイズ太い、と言われているみたいだよ」「学生時代にフランス語を勉強していたから飲みの席で時々フランス語しゃべるんだよ、ウィ~って」…苦笑。うまいなぁ…

そんな親父ギャグのハネケンさん、ピアノ演奏は苦笑どころか本当にすごかった。会場の音響が大変よかったのもあるらしいのだが、迫力がとにかくすごい。演奏しながらも時々立ち上がっていたし、体全体で演奏してるのだ。

なんかいい経験できてよかったです。たまには少しリッチにピアノの生演奏を聞きに行くってのもいいですね。今度あればまた是非聴きに行こうと思います♪