「なんでもいいからさ 本気でやってごらん。
 本気でやれば楽しいから 本気でやればつかれないから
 つかれても つかれが さわやかだから  相田みつを (本気より)」


本気、という言葉ってすごく強い言葉だと思う。
実は私が最近読んだ本に「本気」で常に生きている登場人物がいた。
医療現場で患者に対して本気になりすぎるから職場でいざこざが絶えない「ブラックジャックによろしく」の斉藤先生、話す時に余計な計算や同情をせず本気でぶつかれる「少女の器」の絣。2人とも身近な人にそう思われているんです。
常に本気になって生きるって正直、疲れると思う。でもそういう生き方が出来る人って魅力的だな、と思うのです。素直にその人を応援したくなるような真っ直ぐな気持ちだと思うんです。(2006/2/21追記)


ブラックジャックによろしく、の「精神科編」を読んでまたまた心に残る名言がありました。
精神病を装った人間による重大犯罪が起きてしまったことで、精神病患者は社会復帰できない、してはいけない、という社会観念が広まってしまったのだが、それは誤解だと世間に知らしめるために、ある新聞記者が行動を起こす。そして誤解を解く新聞記事を書く。その記事によって世論は変わるのかどうか、というところ。

「変化を感じたければ自分が変わらなければいい。」

これは自分の信念を正しい、と貫ぬくことで、世論は変わっていくのかの変化を感じよう、という意味。すごく強い決意だと思うし、なかなかできない決断だと思う。

自分の考え、生き方に肯定できるものってあるかな、とふと思う。常に私は「これができないからできるようになるため、こう変わらなきゃ、今の自分はダメだ、これじゃいけない、自分は変わらなきゃ」と思うのだけど、変わらない、そしてどうしても変われない部分もある。変われないことで自己嫌悪に陥ることが多いです。
でも、変わらないことで周りの変化を感じることは今の、そして今までの自分自身を肯定することにもつながるんじゃないかな、と思うのです。

あと、もう一つ。研修医の斉藤先生がお付き合いしている皆川さんという女の子が、例の新聞記者と斉藤先生について話をした時、彼に対しての気持ちを告白。

「もしも、彼が誰かに否定されたとしても、私だけは彼を肯定してあげようと思っているんです」

大切な人に肯定してもらえるっていうのはその人の大きな支えになるし、自信にもなると思う。私はせめて親兄弟の身内と自分自身だけでも肯定できるようになりたい。時々不満いっぱいで衝突することも多いけど。

できれば自分で作った家族、家族になりたい、と思える誰かに対してそう思えたら幸せなことですね(恥ずかしい!絶対口で言ったらひきつりそう…走る逃、逃)