現地時間7時前には起床。夜は多少興奮していてベッドに入ったのは深夜1時過ぎだったのに、私ってすごい!って思ったほど早起き。朝6時には起床。だって今日はロンドン観光をするんだからラブ朝起きて、食堂に行くと席に案内された。家族経営のホテルだったようで、at homeな感じ。他のお客さんもいてその中で日本人は思えば私だけだった。パン、ヨーグルト、コーヒーが出てジャムと。ちょっと少ないなぁ、と感じたのだけど、イギリスらしい食事のように思って納得した私でした。

ロンドン観光の時間は15:05に特急に乗ってファームステイ先へ向かう時間を考慮しなきゃいけないんでかなり限られている。14:00には観光を終えて駅に向かわなきゃ。頭の中で計算していました。でもロンドン、憧れのイギリス、ロンドンに来た限りは短時間でもいいので生の景色を目に焼き付けたいと本当に思った。

出国前からどこを回ろうかとりあえずしぼっていたんでホテルの場所もやはり観光しやすい場所を選んだ。地下鉄の駅から近い、というのを最優先にしたし。

で、ファームステイ先に向かう特急列車の駅EustonまでEarl Courtからback groundで真っ先に向かい、手荷物をそこで預かってもらった。もちろん有料。でも観光したかったのでそんなことは気にしていなかった。

そして。手にはガイドブック、何しろ一人旅なんでしっかりしなきゃ、と意志を固めEustonからまずはWestminsterへ。直通で行ける。着いたのは午前9時過ぎ。地下鉄から降りるとかなりの人出だった。国会議事堂が目の前に見える。写真に撮ったんだけどすごかった。テムズ川が流れていて歩道があったので一人でゆっくり歩いた。本当に感動だった。一人で興奮していてふと共感してくれる人も欲しいな、と感じたり。でも一人だから自分だけの世界に浸れよかった。

そしてダイアナ妃の葬儀が行われたというウェストミンスター寺院の外観を拝観。でもこちらは木がたくさん生えていてあまり見えなかった。まあ行った、見てきた、ということでいいか、という感じだった。しかし、イギリスロンドン、どこを撮っても素人の私でもキレイな景色が撮れる。本当に素敵な景色だと心が感じた。まさに生のヨーロッパ文化満喫です。

そして。次はGreenParkへ向かった。目的はBuckingham Palace。衛兵の交代式が7月末までで11:30からあるのだ。時間はちょうどよし!計画どおりに事は進んでいる。そしてGreenParkからすぐ、のはずのPalace、なかなか行き着かない。現地の人に「Will you tell me how to go to Buckingham Palace?」と聞くと「Buckin Palace(バッキンガムを略してバッキンパレス、と聞こえる)?」と聞かれた。言い方にちょっと異文化を感じた。そしてショックなことになんと逆方向に歩いていたことを知らされる…

猛ダッシュでBuckin Palaceに向かった。途中でいかにも日本人ツアーという感じの人がいて日本語で話しかけまた道を教わった。そして。すごい人だかりを見つけた。Buckin Palace到着。45分頃だったんだけどきちんと見てきました。そして音楽が流れていてビートルズのYESTERDAYが流れていた。衛兵の交代式ではこんな音楽も流れるんだな、とちょっとびっくりしたのと親しみがあって嬉しかった。で、ビートルズはイギリス出身だったんだ、今さらながらに気付き驚いたことでした。

衛兵の交代式を見てからイギリスのマックで昼食をとった。なんでマックだったか、というと友達に「イギリスのご飯がまずい」とあらゆる知り合いに吹き込まれていたのです。だからマックなら大丈夫かな、と安全圏をとってしまった。今思うと冒険すべきだったんだろうけど時間もないし、しょうがなかったかも。

昼食後はヨーロッパの名画の宝庫National Galleryへ。Charing Cross駅までいったん戻る感じになった。そして到着は12:30頃。Eustonには14:30には向かわなきゃいけないんで時間との格闘をしつつ入った。もうその外観もすごいの。National Gelleryの前にあるTrafalgar Squareという大広場があるんだけど、色調が水色の大きな噴水がある。景色堪能するだけで感動だった。

そしてメインのNational Galleryへ。とても大きな美術館でゴッホのひまわりなど名画がたくさんあるにも関わらずなんと

入場無料

とても驚いた。中に入るとまあ4方向以上の分かれ道があってどこから見ようか、とにかく時間がないので絞って見学することにした。

まず、ゴッホのひまわり(sun flower)は見た。そして私がこの美術館を見て正直に感じたのは

生と死を描いた絵がとても多い

ということ。絵の題名は覚えていないんだけど、処刑されて首をはねられた絵、処刑を惜しむ人がバックにいるのにはねざるを得ない状況になっている絵、亡くなって青白くなった女性が真ん中に描かれ、周りの家族が大変惜しんでいる絵、赤ちゃんを授かった喜びの絵、家族が楽しそうにしている絵、キリストの処刑、受胎、新生児…恥ずかしい表現をすればとっても美しいものでした。

どの絵にも魂がこもっているというか、圧倒された。子供の絵がきれい。処刑の絵はグロテスクだったけど社会を映し出しているようだった。今の時代では考えられない女王の処刑もあった。私は美術館に頻繁に足を運ぶ人間ではないんだけど、素人でもしびれる絵ばかりだった。おそらく誰もが感じるんじゃないかな。私はうまく表現できないんでうまい表現方法があるならば教えて欲しいくらいだった。

しかし時間という制約があるので悔しいけれど途中できりあげた。ファームステイが終わってから最後にもう1日観光の予定なのでその時に来れたいいな。一日かけてゆっくり回りたいところだ。大英博物館にも行きたいと思う(航空券の日付が心配。そして…後日アクシデントは発覚)。

Eustonに到着しEuston-Shrewsburyの往復券を買った。向かう先はShrewsburyのステイ先。Crewで乗り換えがあるので緊張していた。そして。私はまぬけなことをしてしまったのだ。私が待っていた乗降口はFirstクラスで11ポンド余計に払うはめになってしまった。なんか席がキレイだな、と思っていたんだけど。ま、いい経験しました(笑)。

(2006/3/25公開